昭和57年卒 土居桃子さんの「絵を聴く保育 〜非認知能力を培うダイアロジカルドローイング」。かもがわ出版より2025年3月に改訂版を出版。
子どもと子育てに関わるすべての人を『絵を聴く保育』で笑顔にしたい。講座・講演会からInstagram、TikTokなど様々な活動をされています。(土居桃子さんの詳しいプロフィールは上記ボタンからリンクしているので是非ご覧ください)
「絵を聴く保育」とは、保育者が1対1で子どものお絵かきに付き添い、お話を聴きながらおこなう描画活動です。「おさんぽのとき、どんぐりが落ちてて〜」「そうだったね、あの時こんなこともしたね」などと生活で起こったことを振り返り、共感しながら絵を聴くことで、保育者と子どもの信頼関係が高まり、子どもの自己肯定感を培います。
昭和43年卒 谷村鯛夢(本名 谷村和典)さんの「らんまんの笑顔『人間・牧野富太郎』伝」。集英社より2023年3月に出版。
NHKの朝ドラ「らんまん」も4月より放映。 高知県出身の世界的な植物学者の波乱万丈人生!ぜひ手に取ってご覧ください。
谷村和典さんは、「婦人画報」「トランタン」「ヴァンサンカン・ウェディング」など婦人画報社の女性誌の編集に長く関わりました。2005年より「編集工房・鯛夢」主宰。出版プロデューサーです。 追手前高校校友会東京支部の幹事長として長きに渡りご尽力してくださった方です。
ほかにも「俳句ちょっといい話」をはじめとする書籍を以降でご紹介します。
我らが大先輩 昭和11年卒故やなせたかしさんの「それいけ!アンパンマン」。
故やなせさんは1940年戦争に召集された後、1943年中国・福州に派遣されました。日本が行っている戦争は「正義のための戦い」だと言い聞かされ、それを信じて疑いませんでしたが、戦争が終わるとアメリカ兵に罪人のように扱われ「正義とはいい加減なものだ」と悟ったそうです。また、この時の戦争で何よりも辛かったのは空腹だったそうで、1日に2杯の薄いおかゆしか食べることが出来ず、野草などを食べて耐え忍んだそうです。
ご存じの通り、アンパンマンはお腹を空かせた人に自らの顔を差し出しますが、これは戦争体験で「正義と悪」は立場が違えば簡単に入れ替わるが「飢えている人に食べ物を与えることはどの国でも正義である」さらに「正義とは痛みを伴うもの」だと考えたからだそうです。
アンパンマンが初めて絵本で登場したのは1973年。故やなせさんが54歳の時でした。その後、多くの絵本が生まれ、今も世界を広げていきます。
昭和24年卒の故前田祐吉さん(元慶応大学野球部監督)の「野球と私」。青蛙房から2010年2月に出版。伝説の「早慶六連戦」をはじめとして数々の大勝負を指揮。慶應野球部の名監督前田祐吉の野球人生。
同じく故前田祐吉さんの「私の発明ノート 素人だから跳べるんだ」。人命救助から再利用のすすめインド人もびっくりの九九計算術まで…元慶應大学野球部監督の別の顔は驚きのアイディアを次々とひねり出す「発明家」。
昭和24年卒の岸本武さん(東商自動車社長)の「クルマの銀と村の美女」。文芸春秋企画出版部から2010年2月に発刊。自動車不況を笑い飛ばせ!抱腹絶倒必至の痛快寓話「車は色気。色気はツラじゃない、ボディだ!」
昭和26年卒横矢幹雄さんの執筆した「時空の一粒」。幻冬舎より2016年3月に出版。黒田 真矢はペンネームです。
多感な子供時代、恋多き青年期、そして老境に入り病魔を抱えつつ生に向かい合う現在から見た、人生の耀きを精緻に描いた物語。
同じく昭和43年卒谷村和典さんの「俳句ちょっといい話」。紅書房より2022年5月に出版。
副題「もっと俳句が好きになる」というくらいですから俳句が好きになるかもしれない本です。堅苦しくなく、「あれ、私も俳句詠めるかも。」と思わせてくれるような俳句にまつわるおもしろエピソード満載の本となっています。